食育 食材を知り、食を楽しむ環境を創る
子供の心と身体が健康に育つ基本は、本物の「味」を伝えながら、「食」を楽しむ環境をつくることです。
子供たちが豊かな人間性を育み、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要です。しかし、自然環境で育つ食材がどのように栽培されているか、どのように成長するかを実際に知らない子供たちが増えています。
食育基本法では、食育を、【生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの】と定義されており、これを日々実践することが求められています。
ミールケアは「食」を考えるとき、「知育」「徳育」「体育」と同時に「食育」を行うことが、子供たちの未来に最もよい方法と考えます。
ミールケアが考える食育の三本柱
◆ 選食力
食品の何が安全なのか。それにどんな栄養素が含まれているのかを知ることで、どんな食べ物を食べれば、もっと元気になるのかを知る力を「選食力」といいます。
◆ マナー
「おはしの持ち方」や「食事のマナー」を知ることは、食べることを通して食文化を伝えることと言えましょう。このような「食のマナー」を改めて教えることは、日本の食文化を子供たちに伝える大人の大切な役割と考えます。
◆ 地球の食を考える
日本の食料自給率は40%前後にまで落ちています。世界の食材が日本に入ってくることを子どもたちが知ることは、地球環境を考える子どもを育成することだと言えます。
世界には飢餓に苦しむ子どもたちがいることや、地球の人口増加と食料生産量を知ることで、子どもたちに「食事を残さず食べる心」や、「食事を大切にする心」「食に感謝する心」が育まれていくと考えます。
楽しい体験が食育につながる
季節の野菜を使ったり、伝統料理も取り入れ、子供たちが参加できる【ふれる】【食べる】【つくる】をテーマとした体験会も企画しています。
好評だった企画では、大鍋の芋汁がありました。体験と共に記憶に残る食事会や、野菜の収穫体験も実施していきます。新しい試みとして、給食に出すご飯のお米を時々変えてお米の味の違いを園児に教える”ことも行っております。また、教室の中で、実際にご飯を炊き、炊ける過程で起こる【炊ける音】【匂い】【煙・蒸気】を知ってもらう試みも行っています。このような、普段感じることの無かった「発見」「驚き」を通し、記憶に残る楽しい体験が食育につながるものと考えています。